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zoom RSS 『再発』の恐怖。

<<   作成日時 : 2010/04/14 23:55   >>

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 火曜日の夜のことでした。
 
 前日の月曜日が雨だったので、午前中にサンちゃんとラッ君を学校に送り、お仕事を済ませた夜、レッスンのために再度学校に出かけました。
 ずっと師匠のパートナーを勤めさせていただいていたサンディーと、初めてペアを組み、春の本部訓練競技会に挑戦してみよう!ということになったので、このところ、火曜日の夜に、サンディーとの練習をしているのです。

 サンディーは、師匠が手塩にかけて作った犬です。
 ですから、我が子といえども、ペアとなるのは、本当に大変で、しかも、サンちゃんがおウチにいる時には、まだ、練習はしていません。言い方は変かもしれませんが、とても怖くて、『借り物』状態なんです。
 したがって、火曜日の練習は、本当に真剣勝負なんですけど、この日は、初めてと言ってもいいくらい、チョンボの連続でした。
 
 本部訓練競技会は、土日の2日間開催です。
 土曜日の一般の部は、師匠は出陳されます(ラッ君と師匠のデビュー戦でもあるんですよ♪)けど、日曜日は、アジ教室のため、師匠は学校に残られます。このため、日曜日の本部は、僕とサンディーは、師匠の立会いなしで、出陳しなければなりません。
 このため、この夜の練習は、競技会を想定した、リングへの入場の作り方からだったんです。

 で、必要以上に力を入れすぎた僕が、暴走して、ミスを連発させたわけです。
 
 これまで、予想以上にうまくいっていたために、ロビンとのペアとの違いに気づいてはいても、なぜ?そうしなければいけないのか?がわからなかったのですけれど、この日は、師匠が、
 『こうやって、ああやって、作ってきたから、ここは、ああでなければいけないんです!』
 という、極めて師匠らしい理詰めの解説をしてくださったので、とても良く理解でき、違和感なく、ロビンとの違いに向き合うことができました。

 師匠は、僕に、きつめ?または、くどめ?に言い過ぎたかな?と終わってから、時々フォローを入れられることがあるのですけれど、僕も師匠と同じ山羊座なので、理詰めは大好きですから、偶然うまくいった時よりも、そうはいかなかったときのほうが得るものの多い練習になる気がします。

 サンディーのレッスンを終え、僕の声符に反応して、車の中で怒っていたロビ助を出し、3段目で軽く運動をして帰宅しました。
 いつもだと、ロビンは、朝晩2回に分けてご飯を食べていますが、練習もあったので、競技会のある日みたいに、朝ご飯を食べていませんでした。
 お腹をすかせたロビンに先に餌を与え、遅い夕飯の支度にとりかかり、ほぼ出来かけたとき、

 「ロビン???大丈夫???」
 「ロビンの様子がおかしいよっ!!」
 という、@番の呼び声がしました。

 もう、、血の気がひきました。。
 2年前の7月31日。サンディーのお誕生日の前日に起きた、あの、『胃捻転未遂事件』のときとまったく、同じ状態が起きていました。
 ものを吐こうとして吐けず、クルクルと回りながら苦しむロビンがいました。。
 「ロビンっ!!大丈夫だよっ!!」
 @番が真っ青になりながら、ロビンを励ましてくれていたので、すぐ、ロビンの横に行き、触ってみました。
 もう、胃が硬く膨れ始めているのがわかりました。。

 「火を消したから、すぐ、アソコに駆け込まないと!!」
 @番が、テキパキとキッチンテーブルに行き、僕に、うながしました。

 幸いレッスンから帰ったままの姿でお料理していたので、靴を履けば、すぐ出られます。
 @番に車の2列目に入ってもらい、ロビンを抱きかかえ、@番の横に入れました。玄関のカギももどかしく、車に乗り、イグニッションを回し、携帯電話をハンズフリーに取り付け、ETCを入れます。
 全ての手作業が、手が震えそうになります。
 第3京浜を、飛ばしながら、横浜夜間動物病院に電話し症状を説明し、受入態勢をお願いします。
 「はい!ご飯を食べたのが9時半、気がついたのが15分後くらいでした!はい!すぐ向かいます!」
 本当にありがたいことですが、2年前の経験が、そのまま味方してくれました。病院にもロビンのカルテが残っていて、その時のスタッフの方も、今夜当直で入っておられました。

 約20分後、病院に入りました。

 しかしながら、驚いたことに、この日の病院は4組くらいの患者さんがすでに入っていました。
 もちろん、ロビンの状況は時間勝負です。もし、胃の膨張が進み、クルリ・・・と捻転してしまえば、他臓器や血管を巻き込む恐ろしい状況になりかねません。
 先生が診察室から出てこられて、待合室で触診だけされました。
 「うむ。拡張し始めていますね。なるべく早く診させていただきますけど、もう少し待ってください。もし、容態が変わって膨れ始めるような様子があったら、声をかけてください!」
 と言われて、先生は診察室に待つ先の患者さんのところに戻られました。

 救いは、前回の経験が有ったことです。
 @番がロビンとともに、2列目に乗ってくれたのも、前回、そうしたことがどれほど、これ以上ロビンのパニックを進めないか!に効果があることがわかっていたからです。
 慌てて飛び出したおウチの状態が心配でもあったので、@番にはタクシーで戻り、休んでいてくれるように頼みましたけど、彼が戻り、ロビンと2人で、待ち人数が減るのを待っていた時間は、お恥ずかしい話ですけど、死ぬほど辛かったです。
 でも、もともと非常に我慢強いこともありますけど、前回より、ロビンも症状は軽そうで、目は泳いでいたけれど、待合室の床に静かに伏せていられましたし、もう、なりふり構わず・・・でしたから、ロビンを励ましながらずっと、背中をさすっていました。

 そして、22時半。
 診察室に入り、ロビンは、レントゲンを撮りました。
 レントゲンがあがってくるまで、一人で待合室に居ましたけど、もう。。気がせいて。。

 23時、診察室に再度呼ばれ、レントゲンを見ながら、先生とお話します。
 これが、その時の正面から見たレントゲンです。
 
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 これは、横からみたところ。
 
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 ドッチボールがお腹に入っているみたいなのが、胃です。。そして、実は、このとき、シャカステン(レントゲンを見る蛍光板)には、前回のレントゲンが並んでいたのですが、前回はドッチボールは黒く、今回のドッチボールは白いのでした。
 先生がおっしゃいます。
 「前回の記録では、チューブでガス抜きをしたのですね。今回のレントゲンを見ると、前回はガスが充満して黒く映し出されていますが、今回は食べ物で膨れて白く映像が映っています。とにかく、チューブで抜いてみますが、食べ物がチューブにつまると、うまく抜けないかもしれませんね・・・。」
 先生は、スタッフだけで、やろうと最初は思われたのですけど、ロビンがチューブを我慢してくれないと困るし、その助けは僕に出来る!(前回、そうしたので。。。)と思っていたので、強く頼みました。
 「わかりました。飼い主さんが手伝ってくださることで、ロビン君がおちつくなら!」
 と、最初、キムズカシそうなお顔だった先生もOKしてくれました。

 「ちょっと待ってくださいね。」
 と言われ、前回より、少し径の細めのパイプとマウスピースと、パイプに合ったシリンジ(注射機みたいな奴)が用意されました。
 処置台のロビンにマウスピースを「持って!」で咥えさせ、マズルを僕が、「持ってだよ!持って!そう。良い子!」
と、訓練競技の練習そのままに、励まし続け、看護士さんが、ボディを保持してくださいます。

 先生がチューブの長さに見当をつけ、一気にスススススス・・・と喉に入れ始めた瞬間、ロビンがビクリ・・・としますが、励まし続けます。
 と・・・、、
 「今の聞こえました???」
 と、先生が嬉しそうに言います。
 「はい!はい!シュ〜〜〜!!!って♪」
 
 膨れ始めた胃は、食道を圧迫し、胃の入り口を押しつぶしてしまいます。これが弁のようになり、ゲップを吐きたい、食べ物を吐きたいのだけど、胃から食道方向には出られません。一方、ハァハァ・・・と吸い込む呼吸が肺ではなく胃に入るのは、困ったことに入れてしまいます。タイヤに空気を入れるときみたい。。
 ここに、強制的に、パイプを入れることで、気道?が確保され、胃の中のガスがまず、噴出したのです。

 「じゃ、残っている食べ物、出してみます!」
 先生は、シリンジをチューブに装着し、注射のときは押し出すピストンを、逆に手前に引き、負圧を起こし、胃の中身を吸出しにかかります。
 まさに、餌の色をしたドロリとした液体が、ぐんぐん吸い出されてきます。

 「9時半に食べさせたばかりですよね?どうしてこんなに早く消化しているんだろう?」
 「前のことがあったので、前日の夜に、水でふやかして作ったものを与えているんです。」
 「そう。出来る予防策は、一生懸命、やっておられたんですね。。」
 「はい。。でも・・・。今日は。。」
 「うんうん。さ、ロビン君を励ましてください。この子凄いですよ。普通、嫌がる子はもっと暴れるし、チューブを食いちぎってしまうこともあるんですよ。」
 「良い子だ!頑張れ!!」

 本当に、食べた量に近いくらいの消化中の餌が出ました。
 「ああ。良かったですね。随分、ぺちゃんこになりましたよ。」
 「あ・・ありがとうございます!!!」

 前回より、苦しんだ時間が短かったせいか、ロビンの回復もすごく早かったのですけど、もし、膨れた胃が周辺の臓器や血管にダメージを与えていたら、大変だし、パニックを起こしていたのも事実ですから、一晩、ロビンは入院になりました。
 血液検査をして、ダメージが無いか確認し、パニックの後処理の点滴をするのです。

 2年前には、5時お迎えだったのですが、今は、夜間動物病院の終了が朝7時までに延長されているそうで、6時半のお迎えになりました。
 
 まったく、一睡もできなかったです。@番も、苦笑いしながら、明け方まで、付き合って、仕事場に行ってくれました。本当に、前回も今回も、@番にロビンは助けられたようなもんです。ありがとうな!!!!

 明け方を待ちかねて、ロビンを迎えに行きました。
 先生が迎えてくださって、状況を説明してくださいました。
 ロビン、、、すごく、、騒いでいたそうです。。ったく。。
 おかげ様で、血液検査もすべて順調でした。
 これが、朝のレントゲンです。
 正面。
 
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 そして、側面。
 
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 お腹がペッチャンコとはいえ、胃が拡張していたときと、ゼンゼン違うでしょ??
 
 しかし、油断でした。
 本当に反省しています。
 胃が膨らみやすい子は、再発しやすい!と聞いていました。それなりに気をつけていたつもりです。でも、2年間無事だったことで、油断した・・・と思います。
 幸い、1度経験したことで、2回目の今回は、比較的早く動けたと思いますが、正直、怖いです。
 横浜夜間動物病院は、夜間だけ存在する病院で、横浜の獣医の有志の方々が設立されています。僕達のかかりつけ、ミコ先生も、そのお一人です。
 レントゲンやカルテも、かかりつけの先生用に、きちんと、申し送り用に手渡されています。

 週末、今後の対策を、もう少し掘り下げて考えよう!と思います。
 たまに、書くのに、、こんな文章を、長々と・・・。ごめんなさい。。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
大事に至らなくて本当に良かったですね。
読んでいて本当にハラハラしてしまいました。
今は動物の救急があって本当に良かったですよねー。(前の愛犬のころにはありませんでした…)
ロビン君、本当に良かったです。
胃捻転って本当に時間との勝負だし、怖いです。乗り切ったロビンパパさん、お疲れさまでした。判断の良さに脱帽です。本当に良かったですよね。(もうそれしか言葉が出てきません・苦笑)
もう大丈夫なんでしょうか?お大事にしてくださいね。

ロジャーも先月末に、本当に死にそうになりました。階段から落ちてしまったのです。幸い治療もうまく行って今は普通に生活できるようになりましたが、本当に死ぬんじゃないかと思うぐらい全く動けなくて、泣けて泣けて仕方ありませんでした。よくぞ無事に生還してくれたという感じです。同じ思いをされたんですねぇ…と思うと、本当に他人事ではなくて、泣きそうになりながら読ませていただきました。ロビン君、ロビンパパさん、本当に良かったですね。
ロジャーママ
2010/04/16 01:01
ロジャーママ、こんにちは〜☆
ロビンにお見舞い、ありがとうございます!
おかげさまで、前回のときよりも、回復も早く、本犬は、ケロリ♪としています。
でも、右前足に、点滴の留置針のために、毛を剃ったあとがあって、さすがのノー天気な僕も、今のところは、食事時にロビンが横で
『ちょう〜だい?』コールをしても、
まったく、あげる気になりません。。
前回も今回も、食後しばらくしての発症だったし、自宅でしたから、なんとか不幸中の幸いで済みましたけど、思い出すたび、ゾ〜〜〜っとします。出先とかのこともあるので、もう少し、警戒のレベルを上げるようにします。反省でした。

ロジャー君のこと、本当にビックリしました。ロジャーママさんの頭の中に巡った恐怖、よくわかります。現役の訓練犬だったということも、絶対、プラスに働きましたよね!ロジャー君、ママさん、お見事でした!
春の本部は、まだ横で見られないラッ君が初日出陳なので、僕達は2日目のみなので、お目にかかれないかな?
ロジャー君とえりさんのご健闘を、心からお祈りしています!
ありがとうございました。
ロビンぱぱ
2010/04/16 15:22

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